睡眠時間と健康の関係


夏も終わり、快適な気温となり、夜遅くまでテレビやゲームなどしてはいませんか?

睡眠時間を削ってまでしていると、健康を損ねてしまいます。

 

睡眠時間は、生活習慣病になるリスクを高めます。

例えば、眠りが浅かったり夜遅くまで起きていたりする人は、交感神経の働きが活発になっている状態が続くため、高血圧になりやすいとされています。

また、インスリンの作用が発揮されにくくなり、血糖値も上がりやすくなるので注意が必要とか。

 

「1日の睡眠時間は7~8時間が良い」と聞いたことがあるかもしれませんが、大切なのは睡眠時間の長さだけではなく、「質」の問題です!

質の良い睡眠については、朝起きた時によく眠れたと感じられるかどうかが目安らしいです。

 

では人はいったい毎日何時間眠れば良いのでしょうか?

実はその絶対的な基準は無いく、体質や性、年齢など個人的な要因に影響されるようです。

睡眠時間は長くても短くても、健康を損なうリスクを高めます。

睡眠不足の蓄積が、がん、糖尿病や高血圧などの生活習慣病うつ病などの精神疾患認知症など、様々な疾病の発症リスクを高めることが、各方面の研究結果から明らかになってきています。

 

実際に睡眠時間を調べた数々の論文をまとめたデータによると、夜間の睡眠時間は10歳までは8~9時間、15歳で約8時間、25歳で約7時間、45歳で約6.5時間、65歳で約6時間と、加齢とともに必要な睡眠時間が少なくなるという事が報告されています。

よく「加齢によって昔ほど眠れなくなった」という悩みを耳にしますが、実は加齢に伴い必要とする睡眠時間が少なくなっているというのが事実のようです。

 

また高齢者では若い頃に比べて、早寝早起きになるようです。

これは体内時計の加齢変化によるもので、睡眠だけではなく、血圧・体温・ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになるそうです。

 

さらに加齢とともに睡眠も浅くなるようです。

睡眠脳波を調べてみると、深いノンレム睡眠が減って浅いノンレム睡眠が増えるようになります。

実は加齢に伴い、体に必要な睡眠が変化してきているのですね!