健康に筋肉は必要?
筋肉は、何もしなければ30歳を過ぎると減りはじめることをご存じでしょうか?
筋肉は、身体を動かすために必要不可欠なだけでなく。健康の維持に大きく関わっています。
できるだけ早くから鍛えておきましょう。
筋肉は、身体を動かすための運動器の一つです。
立つ・歩く・座るといった活動も、呼吸・発生・食事といった行動も、筋肉が無ければ行うことができません。
全身を動かす「エンジン」のような役割を担っています。
また、筋肉には熱を生み出す「ストーブ」のような役割もあります。
体内の糖質と脂質を分解しながら熱を発生させるのです(基礎代謝)。
筋肉量が多いほど基礎代謝量は増し、体内の余分な糖質や脂質がどんどん燃焼されます。
その結果、血糖値の上昇が抑えられ、肥満防止やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防にも繋がります。
ですが、筋肉の量は加齢に伴って減少します。
ピーク時の筋肉量は、男性の場合は体重の約40%、女性の場合は約35%と言われているようです。
しかし30歳を過ぎたころからゆっくりと減少し始め、80歳の時点ではピーク時の7割以下にまで減ってしまうのだそうです!
筋肉量が減るほど、転倒しやすくなり、要介護に陥るリスクが高くなってしまいます。
筋肉量が減ると基礎代謝量も減るので、燃焼されずに残った糖質や脂質が体内に蓄積されやすくなり、肥満や生活習慣病のリスクも高まります。
「ストーブ」としての機能が弱くなるため、寒さにも弱くなってしまいます。
男性と比較して筋肉量が少ない女性の方が冷え性になりやすいのは、このためと言われています。
加齢による筋肉量の減少を食い止めるには、筋トレを行って筋肉を鍛え、蓄えておくことが大切ですね!
筋トレを始めるのに、遅すぎることはありません。
何歳になっても、筋トレを行えば筋肉を増やすことができます。
ただ筋トレを続けるには、精神的なエネルギーも必要になりますから、少しでも若いうちに始めた方が続けやすいのかもしれませんね(^_-)-☆